2006年11月

Tokyo
   
 
 
東京に帰ってくると、新しいブティックがどんどん増えているので本当に楽しい。
父と主人と表参道でお食事の後ちょっとお散歩へ。 「カルティエの新しい時計が欲しい!!」という私のお願いも聞こえているのやら・・・。 2人は仕事の話で盛り上がっている。カルティエの新しいブティックはゆったりした作りで、 各階の商品がカテゴライズされているのでゆっくり見られる上、店員の方々の豊富な知識も頼もしい。パリの店員さんのような、ユーモアのあるお話しですっかりくつろぐ。

Paris
   
 
 
パリに戻るともうすっかり真冬。
階上に住む友人のS氏と久々にゆっくりお喋り。
トゥールーズの貴族のS氏は自分のお城の修復でもうヘトヘトらしく 「パリの物件を何とかしたいんだけど、モミ、住んでくれない?」・・・と願ってもないお話。 「ボクも結婚するし、モミも東京に家を建てて、お互い人生本番だね・・・」と、いつも一緒にシャンパンを頂いたテラスで、何だかしんみり。 それにしてもこの眺望は素晴らしい!

 

Paris
   
 
 
11月になるとパリの蔦の紅葉が美しい。
サンジェルマン・デ・プレ教会の紅葉ももう何回見たかしら?
毎年、今年もあと少し・・・。サンジェルマンの人々に今年もお世話になったなぁ・・、 と感謝の気持ち。ノエルのヴァカンスまでもう少し、どうかよろしく・・・。

 

Paris
   
 
 
11月の第3木曜日はボジョレー・ヌーボー解禁の日。 街中のカフェにポスターが貼られて、一刻も早く飲みたい?のか、ランチから大賑わい。 今晩はもうベネツィアに発つので、私たちもランチで早々と味わう。 ワインそのものよりも、冬の始まりのお祭りのよう。 ワインのブティックのウインドウもカワイイ!

Venezia
   
 
 
シャルル・ド・ゴール空港の朝のモーレツな混雑は本当に疲れるので、
「移動は前日に」・・・が鉄則の私。 陽が暮れかかった美しいお天気のヴェネツィアに到着。 リアルト橋を渡りアドリア海の風に吹かれて、すっかりくつろぐ。

 

Venezia
 
 
 
私の作品も販売しているカルロ・スカルパの設計による宝石のような建物、クイリーニ・スタンパリア財団へ。 スカルパのデザインした部分の改修工事の現場を見せていただく。 スカルパを知るのこり少ない職人さんたちによる、相当にマニアックな改修。 デティールの美しさはこういう職人さん達に支えられていることを実感。

 

Venezia
 
 
 
ヴェネツィアでは主人の先生のお宅の鍵を頂いているので、いつも先生のお部屋で仕事をする私。
本当に家中が本!納品のリストを作成しながらも、本棚に興味深い写真集など見つけてしまう!

 

Venezia
 
 
 
数年前に焼失して以来、ようやく再建設されたテアトロ・ラ・フェニーチェへ。
ビエンナーレの最終日ともあって華やかな人々がこぞってヴェネツィアに居るこの週末。 次々に到着するマニアックな人々を見ているだけでも楽しい!

 

Venezia
 
 
 
カルロ・スカルパデザインのクイリーニ・スタンパリア財団へ打ち合わせに。 陽もとっぷり暮れて静かなヴェネツィアの夜、ライトアップされたスカルパ作品はまるで宝石のよう。 マリオ・ボッタのリノベーションによる新しいホールも美しい・・・。 ようやく打ち合わせも終え、ヴェネツィアの仕事も順調でほっとする私。

 

Venezia
 
 
 
ヴェネツィアの出張はバポレット(船)しか移動手段がないので、空港に行くのも いつもドキドキで何時間も前についてしまう私。 アリタリアのラウンジは携帯電話の充電からインターネットの接続、冷えたプロセッコ、と本当に 至れり尽くせりで大好き!出張中の雑務を全てココで終えてパリに帰る私。 何事も余裕を持った時間配分で、雑務をためない! コレが私の元気に秘訣かも??

Paris
 
 
 
ヴェネツィアの出張を終え、一泊だけパリに戻り、ローマから来る主人と合流して東京へ・・・、 の予定が、ローマ・パリ便がディレイ。翌朝の便に乗ることに! ローマから70kgの荷物も着いてしまったので空港近くに泊ることに。 今晩は郊外線のトラブルもあって近いところは全室満室。 ハイアットの思い切りアメリカンな雰囲気に少々すくわれる??

 

Paris
 
 
 
仕事で世界中旅をしていると「いいなぁ・・・」なんて言われる事が多いけれど・・・。 ホントにこういうのいいかしら?!と思うこの通関の荷物! 仕事の出張とヴァカンスは違います!!出張中にいかにリラックスして楽しめるか?に賭けている私も この通関量では・・・。

 

Tokyo
   
 
 
主人の建築展を控えての帰国。事務所には既に学生さんがスタンバイ。 私も仕事の合間に夜ゴハンだけご一緒する。 明日のオープニングを控えて、打ち合わせをかねて。若い人からもらうエネルギーってスゴイのです。

 

Tokyo
 
 
 
来年出版予定の本のための写真選定もかなりオオズメ。
生まれてから今日までの40年に渡る膨大な資料がようやく出揃って、 最終段階。すでに事務所中が資料に!

home